生活雑貨、陶磁器、キッチン雑貨の店「育てる道具ILMA+」店主です。
せっかく遠い所へ足を伸ばすのに、熱い場所へと向かう理由もなく、
夏のお出かけは涼を求めて、涼しいところへ涼しいところへと足が向いてしまうのは必然。
そんなわけで長野県にある赤沢自然休養林にやって来たのだ。
(助手席より撮影)
中央道の伊那ICから数年前にできた権兵衛峠トンネルを使って
中央アルプスをさくっと通過。
この道のおかげで伊那谷から木曽谷まで90分程度かかる行程が
半分以下の所要時間になったとか。
赤沢自然休養林内を走る観光用の森林鉄道。
この列車に片道だけ乗車して、奥にある終点駅から自然を見ながら
歩いて戻ってくるというのがおすすめのコースみたいですが、
トロッコ列車の旅を存分に体験したい人は往復乗車もできます。(料金は一緒)
ちなみに私が乗った便はほとんどが往復乗車でした。
くねくね
山を走る森林鉄道だけあって急カーブが多い。
しかし、こういう構図にワクワクしてしまうのはなぜだろう?
始発駅にある森林鉄道の資料館を見学。
見切れてるけど気にしない。
国有林の木曽ヒノキを運ぶ目的で、木曽谷には最盛期400kmもの
森林鉄道網が縦横に張り巡らされていたそうですが
トラック輸送の進展に従い順次廃止され、
現存しているのは観光用に復活した赤沢地区のここだけ。
(参考 wikipediaほか)
アメリカ・ボールドウィン社製の蒸気機関車。
残念ながら今は使われてません。
煙突の膨らみは森林火災を起こさないため、
煙から火の粉を取り除く装置とのこと。
下半分が顔に見えるモーターカー( ゚ 皿 ゚ )
フロントグリルがある点がちょっと違うものの、愛嬌のある造形は
ワーゲンバスのデザインを感じさせます。
車両が作られた当時のトレンドだったんでしょうかね。
今度は線路と平行する川沿いを歩いて終点駅を目指します。
とはいっても、たかだか片道1㎞強なので川に入って涼んだり、
木曽ヒノキの香りを胸いっぱいに吸い込んで森林浴をしながら
ゆっくりと歩きましょう。
たっぷり歩きたいという方は川沿いの道以外にも、いろいろコースがあります。
⇒コースマップ(click)
この日(8月1日)は深夜0時になっても地元は30度超えの熱い日でしたが
川に沿って冷たい風が吹き抜けるおかげで、
実測ではないですが自分的体感温度は20度くらい。
沢水に冷やされた湿度のある空気が周囲をしっとりと包んでいて
歩いていても全然苦にならなかったです。