コンビニのおまけ路面電車

20070612路面電車コレクション01

フラッシュ焚いたらコラっぽくなった・・・

数週間前に近所のコンビニで見つけたオマケ
ペットボトルの販促用です。
飲料の冷蔵ケースで箱がチラッと目に入り、
買うつもりはなかったけどなぜか手に取ってしまったのです。

もしや、と思って箱をチェックしたらラインナップの中に
地元の電車も入ってるじゃないですか。
全9種類で函館、仙台、都電、京阪、広島、土佐、長崎、鹿児島、
そして豊橋(おーーーーーーーーっ)

しかし、売場で目に付くのは全てよその街の電車ばかり。
地元だから既に売れちゃったんだなと諦めかけたとき
前から3列目に豊橋の文字を発見。

数分後、店を去る私の手にはペットボトルが入った袋・・・
違うんです、違うんです、これは無駄遣いじゃないんです
ただ、お茶が飲みたかっただけなんです。

路面電車といえばこの曲

汚点(しみ)だらけの 靄(もや)ごしに
起きぬけの露面電車が
海を渡るのが見えたんです

はっぴいえんど「風をあつめて」 作詞:松本隆 作曲:細野晴臣 より

細い路地(路次)が何本も交差する下町の電車道
朝もやのなかをコットンコットン進んで行く路面電車
それを舟に見立てて海を渡ると表現したのか。

かつて遊郭があった東田あたりの下町は21世紀になった今でも
昭和の空気感が色濃く残っていて
曲ができた当時のことは知らないはずなのに
こんな景色だったんじゃないかと思いながらブラブラ歩くのです。

青い空と原風景

5月20日(日)の話

日に日に背丈が伸びてゆく水銀柱。
すっかり勢いをつけた太陽光が地面を照らし
そこから発せられる湿度が冬の間はクリアだった視界を
薄ぼんやりとした夏の景色へと徐々に変えてゆきます。

この時期になると青く澄んだ空を眺めることは
なかなか容易ではありません。
だからこそこんな日は無性に外出したくなるわけで。
行き先は海でも山でも良かったんだけど、今はちょうど田植えのシーズン。
大自然と戯れに山奥までゴーです。

20070525四谷千枚田01

嵐のように吹き荒れた市町村再編で新城市となった旧南設楽郡鳳来町、
その最北端に位置する地区が目的地です。
幹線道路から山の集落へと続く細い県道へ入り、クネクネ走ること5分くらい。
道路は角度を増し、前方にそびえる鞍掛山と山麓に広がる四谷の千枚田(棚田)が見えてきます。

↓田植えの済んだ棚田
20070531四谷千枚田02

山地が多い日本の国土では、このような平地の少ない場所において
耕作地を確保することは容易ではありません。
重労働に耐えながら手作業で急峻な地形を開墾していくことで
このような景色が生まれました。

大気圏を越え宇宙まで透けて見えそうな蒼い空の下。
機械では入れないほど小さな田圃に
植えられたばかりの青い苗。
足跡の多さは手作業の苦労の跡。

あ、ここなんですけど地元の保存会を中心とした
ボランティア活動で支えられています。
高齢化や過疎化、農業の効率化、貿易自由化問題、
その中で経済活動には乗れない「日本の原風景」をどうやって維持していくか。
環境にまつわる最近のニュースを見る限りでは、
私たちも他人事では済まされそうにないのかもしれません。

20070531四谷千枚田03